投稿者: saposhi

  • 今話題の「Anima」をRTX 4070(12GB)で実測|ComfyUIインストール完全手順【Stability Matrix/2026年版】

    今話題の「Anima」をRTX 4070(12GB)で実測|ComfyUIインストール完全手順【Stability Matrix/2026年版】

    今話題のアニメ特化モデル「Anima」を、ComfyUIごとゼロから導入してみました。

    その結果——RTX 4070(12GB)で、1枚約23秒・VRAM 8.5GBで動きました。

    必要なのはディスク15GBの空きだけ。この記事の手順と数字は、すべて実機で実測したものです。

    この記事でできるようになること

    画像生成ツール「ComfyUI」を導入し、アニメ特化モデル「Anima v1.0」で最初の1枚を生成できるようになります。

    実測の結果は、

    • 初回生成(モデル読み込み込み): 約40秒
    • 2回目以降: 約23秒
    • VRAM(グラボ内蔵のメモリ)使用量: 8.5GB前後

    12GBのグラボに、余裕を持って収まりました。

    この記事の手順で実際に生成した最初の1枚(Anima v1.0 / 1024x1024)
    この記事の手順で実際に生成した最初の1枚です

    必要なもの

    • NVIDIA製GPU(CUDA対応が必須)
    • ディスクの空き容量15GB以上

    検証機は、Core i5-14500+RTX 4070(VRAM 12GB)です。

    容量の内訳は、

    • ComfyUI環境: 8.89GB
    • Animaモデル一式: 5.2GB

    合計14.26GB(実測)でした。

    インストール方式は3つある

    ComfyUIの入れ方は、大きく3つあります。

    • Desktop版 — 公式推奨。インストーラ一発の単体アプリ
    • Portable版 — zipを展開するだけの単体版
    • Stability Matrix — 複数の生成UIとモデルを一括管理するランチャー(本記事はこれ)

    当サイトがStability Matrixを使う理由は、

    • モデルを複数のUIで共有できる
    • UIの追加・更新の管理が楽

    という実運用上の実感です。

    公式推奨でない方式であることは、正直にお伝えします。その上で、筆者が普段から使い続けている方式だからこそ、手順と実測値に責任を持てる——という立場で書いています。

    Stability Matrixの導入手順

    手順1. GitHub Releasesからダウンロード

    公式のリリースページから、最新版(執筆時v2.16.0)の「StabilityMatrix-win-x64.zip」をダウンロードします(134MB)。

    Stability MatrixのGitHub Releasesページ
    Assets欄の「StabilityMatrix-win-x64.zip」を選びます

    手順2. 展開

    ダウンロードしたzipを右クリック→「すべて展開」。

    展開先は、空き容量に余裕のあるドライブの新しいフォルダ(例: C:\StabilityMatrix)がおすすめです。


    手順3. 起動

    展開したStabilityMatrix.exeをダブルクリックします。

    最初にアナリティクス(匿名の利用状況送信)の同意画面が出ますが、Share / Don’t Shareのどちらを選んでも先に進めます

    初回起動時のアナリティクス同意画面
    初回起動の画面。どちらを選んでもOKです

    手順4. ComfyUIの追加

    「+パッケージの追加」からComfyUIを選び、インストールします。

    PyTorchなどのダウンロードが走るため、ここはしばらく待ち時間があります。

    ComfyUIパッケージの追加画面
    バージョンや表示名は既定のままで大丈夫です

    モデルの配置と「共有フォルダ」の仕組み

    Stability Matrixの最大の魅力が、モデルの一元管理です。

    データフォルダ内の「Models」に種類別のフォルダが自動で作られ、ここに置いたモデルはStability Matrix経由のUIから共有で使えます。

    Animaは3つのファイルで動きます。それぞれ次の場所に置きます。

    • DiffusionModels ← 本体「anima_baseV10.safetensors」(3.89GB)
    • TextEncoders ← テキストエンコーダ「qwen_3_06b_base.safetensors」(1.11GB)
    • VAE ←「qwen_image_vae.safetensors」(0.24GB)
    Data\Modelsに自動生成される種類別フォルダ
    種類別フォルダが自動で用意されます

    最初の1枚を生成する

    手順1. ComfyUIを起動

    Stability Matrixのパッケージ画面から「Launch」。

    コンソールにログが流れ、準備が終わるとブラウザでComfyUIが開きます。


    手順2. テンプレートを読み込む

    メニューから「テンプレートを参照」→検索欄に「anima」。

    Anima Base v1:テキストから画像へ」を読み込みます。

    もう1つ「Anima アニメ文生図」も見つかりますが、本記事の画面と実測値はBase v1のものです。

    ComfyUIのテンプレート検索でanimaを検索した画面
    公式テンプレートにAnimaが2種類用意されています

    手順3. モデルを割り当てる

    読み込んだワークフローのプルダウンで、3つのファイルを選びます。

    • unet_name →「anima_baseV10.safetensors」
    • clip_name →「qwen_3_06b_base.safetensors」(同じノード内にある「タイプ」欄は「qwen_image」を選択)
    • vae_name →「qwen_image_vae.safetensors」

    手順4. 実行

    生成条件はテンプレート既定のまま「1024×1024 / 30ステップ / CFG 4.0」。

    実測値は次のとおりでした。

    項目 実測値
    初回生成(モデル読み込み込み) 40.13秒
    2回目以降 22.73秒
    生成中のVRAM使用 8.5GB前後 / 12GB
    GPU使用率・温度 94%・71℃
    生成セッション中のタスクマネージャー(専用GPUメモリ8.5/12.0GB)
    タスクマネージャーの実測。専用GPUメモリ8.5/12.0GB
    コンソールログの生成時間(40.13秒と22.73秒)
    コンソールログの原文。初回40.13秒、2回目22.73秒

    気づいたこと

    実際にゼロから入れ直して、気づいたことが1つありました。

    テンプレートの案内と、実際のモデル名が違う——

    ComfyUI公式テンプレートの説明書きは「anima-preview3」(プレビュー版)を案内しています。ですが、正式版の「anima_baseV10.safetensors」で問題なく動きました。

    今回の環境では、これ以外のトラブルは起きませんでした。

    まとめと次回予告

    RTX 4070(12GB)で、ComfyUI+Animaは「1枚約23秒・VRAM 8.5GB」で動きました。

    ディスクの空きは、15GBあれば足ります。

    次回は、この環境でモデル別の生成速度とVRAM使用量を比較測定する予定です。実機の数字でお会いしましょう。

    おまけ:Animaで生成した1枚

    最後に、Animaで生成した1枚を載せておきます。

    「帰り道、ふと振り返ってはにかむ女子高生」という指定で生成しました。こちらは筆者の普段の環境(この記事の構成にLoRAやプロンプト補助を足したもの)によるものです。

    夕暮れの逆光、住宅街の電柱、こちらを向いた視線——指定した要素がきちんと入っています。

    Animaで生成した、夕暮れの帰り道で振り返ってはにかむ制服姿の女子高生
    ベースは本記事と同じAnima。ここから先のカスタマイズ(LoRA・プロンプト補助)は、今後の記事で紹介していきます